昨年の年末に起きた、自転車にまつわる失敗談です。
夕方スーパーで買い物を済ませ、自転車を後ろに引いて乗ろうとした際、
周りも暗かった事に加え良く見ていなかったので、後方から現れた自転車に乗ったおじいさんに接触してしまいました。
おじいさんの出していたスピードはわかりませんが、私は自転車を引いた程度なので
思い切りぶつかった訳ではなく、私の自転車の後方がおじいさんの足に『軽く接触した』感じです。
しかしおじいさんは『あ、いたたた〜、、、』と自転車を端に止めて、ぶつかった足をさすっています。
『大丈夫ですか?すみませんでした。』
と声を掛けたところ、いきなり下がってきたからびっくりした事、ぶつかった辺りが非常に痛む事をやや大げさに訴えてきます。
内心そんなに痛いか?と思ったのですが、相手はお年寄りなのとそもそも私の不注意が原因なので困ったな〜と。
しかもおじいさんが痛がるので、通りすがりの人まで『大丈夫ですか?』と声を掛けてきてしまう状況です。
おじいさんも『この人が、急にね〜』とか言っちゃってるし。。。
(声を掛けてくれた方には申し訳ないのですが、スルーして欲しかったです。)
しばらく待ちましたが痛みが引かないと言うので、『そこの薬局に一緒に行きますから、湿布でも買いましょう』と提案しました。
しかしおじいさんは『湿布はかぶれるから俺は使えないんだよ〜』と。
私『では、今から病院へ行きましょう』と言うと、
おじいさん曰く『自分は生活保護だから、病院に行くにはケースワーカーの人に言わなければならない。今日は日曜日でその人も休みなので、今からは行けない。』と。
おじいさんから生活保護というワードが出てきました。
では今から私がケースワーカーの方に電話しましょうか?と言うも、今日は休みだからいい。
では明日私が連絡します。いや自分で連絡するからいい。
こんなやりとりで、なかなか話が先に進みません。
かと言って、まだ痛がっており、帰る事も出来ない状態です。
実は私は生活保護の方は医療費が掛からないことを知っていたのですが、
『病院に行くといつもいくら掛かりますか?』とわざと聞いてみました。
おじいさんは大体1500円か2000円位くらいかな〜?と。
この人はまともな回答をしない人だと断定、これ以上深入りしない方がいいなと感じました。
自分の名前や連絡先をこのおじいさんに知られるのも嫌だし、
仮に自転車保険を使ったとしても、他も痛いとか色々言ってきそう?面倒なことになる予感がします。
顔も覚えられたくないし、とにかくもうこの場を離れたい。
これはもう示談で済ますしかない!と思い、私は病院代として2000円を渡し、これで明日病院へ行ってください、お大事に!と言ってその場を立ち去ることにしました。
これじゃ足りないなどと言われたらその時はもう警察を呼んで事故として扱うしかないと思ったのですが、この金額で済むなら...これ以上関わりたくないからもういいやと。(本当は呼ばないとダメなんですけど)
おじいさんは嬉しそうに納得してました。
そりゃそうだよね。病院代掛からないもんね。そもそも行かないんじゃないかな。
これで味を占めて、同じような事しないといいな。(それとも最初から当たり屋だった?)
そう考えながら、逃げるようにその場を後にしました。
そして今度から自転車を出す時は気をつけようと、心に誓ったのでした。
私の取った行動は間違っていたかもしれないけど、とにかく終わらせたかったのです。
しばらくはモヤモヤしていたのですが、ようやく最近になって周りに話せる心境になってきたのでここに書きました。
皆様もお気をつけ下さい。
アトリエうかいのクッキー『ふきよせ』
少し前に頂いたのものです。小さなクッキー1つ1つの味が濃くてとても美味しかったです。