印傳屋

先日仕事帰りに新宿伊勢丹へ。

海外から日本へ旅行に来ている方へのプレゼントを購入するためです。

 

お菓子類は好みがわからないし、帰りの荷物になるのでNG。

扇子が良いかも!と思ったのですが、一番安価な物でも5500円でした。

もちろん予算オーバーです。

 

7階の和小物を物色していたところ、印伝の小物が置いてあるお店が目に留まりました。

印伝は鹿皮に漆で模様を施した革製品で、山梨県の伝統工芸品です。

そういえば随分前に自分で購入した印伝の印鑑ケースがとても丈夫で、30年近く経った今もきれいなままであることを思い出しました。

落ち着いた和柄の小物が中心なので日本らしさが感じられるし、持ち帰る荷物の中でスペースも取らないので、ぴったりだと感じました。

 

見ていたのは印傳屋というお店の商品。

小銭入れなら手の届く金額だったので、いくつか見せていただくことになりました。

 

小銭入 - 印傳屋公式オンラインショップ|INDEN-YA|甲州印伝の総本家

 

 

その中から気に入った4点に絞ってさらに迷っていると、

担当の方が、それぞれの柄について詳しく説明して下さりました。

 

七宝繋ぎの柄...七つの宝物の表す模様で縁起がよい柄。

紗綾柄...家が長く栄え発展することを意味する柄。

亀甲柄...亀の甲羅を表す、厄除けの柄。

とんぼ柄...とんぼは前にしか進まないことから、前だけを向く、負けない、などの意味があり別名『勝ち虫』。その意味から戦国時代には武具で使われた柄。

 

それぞれの和柄の意味を聞いてしまうと、どれも捨て難くさらに迷うことになりましたが、最終的に『とんぼ柄』のグリーンを選び、購入しました。

 

 

《左》購入した小銭入れ。包装前に撮らせてもらいました。

《右》私が30年程前から愛用している印鑑ケース。小桜模様です。(横に朱肉のストラップが付いていたのですが、残念ながら紛失してしまいました。)

 

 

地元が静岡県なので、お隣の山梨県には何度も遊びに行っており、この印鑑ケースも(場所は忘れましたが)お土産で購入したものです。富士五湖石和温泉清里高原、スキー、富士急ハイランド、ぶどう狩りなどなど...たくさん行きましたね(^ ^)

 

 

そして無事お土産も手渡し終了。

お相手はアメリカ人なのでクレジットカードしか持たないかな?とも思ったのですが、小銭入れは使うそうで喜んでいただけました。(英語は苦手なので、とんぼ柄の意味は伝えてもらいました。)好きな色がグリーンだったそうで、ドンピシャで良かった。

しかしプレゼント選びって難しいですね〜。