先日娘の友人が自宅に遊びに来ました。
友人はウクライナからの留学生、Kちゃん。
Kちゃんはロシアによる軍事侵攻によりウクライナの大学に通うことが困難になり、2年半前に日本へやってきました。
娘はKちゃんとすぐに仲良くなり、大学内以外でも食事やショッピングなどを一緒に楽しんでいたのは知っていたのですが、実際に私が彼女に会ったのは今回が初めてでした。
ウクライナから日本に留学出来ている理由として、まず学費は免除、寮を提供し、生活に掛かる費用も娘の通う大学が支給しています。それと(恐らく政府から)支援金も出ている事、また、とある有名企業からは生活に必要な化粧品等が送られてきた話なども聞いています。(この企業の行動力は素晴らしいですね。)
今回我が家に遊びに来た理由は、卒業に必要な単位の取得が終了し、帰国することになったからです。
夕飯に何を作ろうか?迷ったのですが、Kちゃんが日本でお好み焼きやたこ焼きが大好きになった話も聞いていたので、たこ焼きと豚汁にしました。
関西生まれではありませんが、一応たこ焼き機は家にあって、子供たちが小さな頃はよく作っていたのです。
関西の方に見られたらなんちゃってたこ焼きでお恥ずかしいですが。
(たこ焼きピックも無いので、竹串を使用しています…)
具材は、ネギ・天かす・こんにゃく・紅しょうが・タコ です。
Kちゃんも一緒にたこ焼き作りに挑戦。
わいわい美味しくたこ焼き作りが出来て、Kちゃんもすごく喜んでくれたので良かった。
現在も戦争中のウクライナに帰らず、安全な日本にもっと居て欲しい...娘も思っていました。
しかし履修が終わり大学に留まる理由がなく、難民ビザの延長に必要な条件を満たさなかったことに加え、家族の住む自分の国に帰りたかったのも大きな理由のようです。
戦争が始まったころは、まさか2年半以上も続くとは思っていませんでしたから。
恐らく就労すれば延長も可能なのでしょうが、となると就労先探しの問題も。そしてこのままずっと日本にいても、先が見えないことに変わりはありません。
うちに来て、家族と過ごす感覚を久しぶりに感じられて、それがとても嬉しかったと聞きました。
飛行機でお隣のポーランドまで行き、そこからバスで20時間以上掛けて、無事お家に着いたようです。
いつか安全な国に戻って、日本からも観光で行けるようになる日が早く来るといいな。
日本も決して他人事ではないので、日々を堅実に過ごそうと改めて思いました。