鎮静剤で快適だった内視鏡検査

先月受けた会社の健康診断(人間ドック)で要再検査になってしまったため、これまで恐れていた、大腸内視鏡の検査を受けることになってしまいました。

よく医療機関で『40歳過ぎたら大腸内視鏡検査を受けましょう』というキャッチコピーが書かれたポスターを見かけたことがあったので、自分もいつかは受けなければならないとは感じていましたが。

実際受けるとなると気が重く、憂鬱です。

 

出来ればやりたくないけどそうもいかず。検査を受ける医療機関を探すこととなりました。

胃カメラと同じように鎮静剤を使用して眠っている間に受けれること、これが第一条件。

たまたま自分の夏休みとして3連休を取っていたので、その間に検査できることが第二の条件でした。

 

ネットで色々調べたところ、鎮静剤使用可な医療機関は複数見つかったのですが、

診察から内視鏡検査の予約まで1週間ほど空いてしまうところばかりで、近場では希望の日程で受けられるクリニックがありませんでした。

しかし時間を掛けて探した結果、東新宿にあるクリニックで、連休の間に初診と内視鏡検査、両方の予約を取ることができました。

 

○検査前日の受診。

問診のみ。

下剤服用や検査について説明を受け、5分ほどで終了。お会計は2000円弱でした。

検査が終わるまで野菜や豆の様な殻がある食品はNG。野菜がダメとなると、かなり食事に悩みましたが、昼ご飯はうどん、夜はテイクアウトのお寿司になりました。

 

○検査当日。

13時20分の予約でした。

予約時刻の4時間前から下剤を服用し、その後水を飲むように。また注意事項など、指示書には細かな記載があります。

午後からの検査の場合、下剤服用前のゼリー飲料やヨーグルトの摂取は可能だったので、ゼリー飲料を飲みました。

そして9時20分から、指示通りにまずはこの下剤1本を、20分間かけて服用しました。↓

サルプレップ配合内用液 480ml

 

レモン風味の苦い液体でした。苦味があるので途中で水を飲みたくなってしまいます。

我慢して飲みましたが、最後の方は結構きつかったです。 

 

その後もやはり指示書通りに、水500ml 〜1lを1時間掛けてゆっくり飲みました。

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お腹も落ち着いたところで、クリニックに向かいました。

到着してすぐ検査着に着替え、検査室へ。

検査自体は15分ですが、その後リカバリー室で15分休むため、所要時間は約30分です。

ポリープが見つかった場合、切除可能な大きさであればその場で処置する事などについて再度説明を受けた後、鎮静剤用の点滴針が入ります。

 

先生に『もし途中で鎮静剤が切れて起きてしまったらどうなりますか?』と尋ねたところ、『すぐ追加しますから、大丈夫です。安心して下さい。』と言われました。

そんな話をしていたら、すぐに頭がぼぅっとしてきて。そこから先の記憶は全くありません。

 

気がついたらリカバリー室でした。

看護師さんが起こしてくれたようです。

『これから先生の説明があるので、検査着から服に着替えて下さい』と言われ、更衣室に向かいます。

もともと自分で鍵を掛けたのは洋服や荷物を入れたロッカーだったのですが、

なぜか更衣室に入るドアの鍵穴にロッカーの鍵を差し込んで回そうとしていました。

もちろんドアに、鍵は掛かっていません。

看護師さんが苦笑しながら、違いますよ〜!と。はっと気づき、自分でも何やってんだろ?と笑ってしまいました。

恐らく鎮静剤のせいでぼ〜っとしていたからではないかと思います。

 

洋服に着替え、検査結果を聞きに行きました。

先生のお話では、大腸内に憩室があること、それからポリープが1つあったので切除したそうです。

前者については、加齢と共に出来てくることが多いそう。憩室があっても出血などしなければ特に問題はないとのこと。

ポリープについては、見た目的に癌ではなさそうで良質のポリープで間違いないと思いますが、念のため病理検査に出しますね、とのことでした。

 

結果は二週間後、オンライン受診で聞くことになっています。

ポリープも切除したので、お会計は23300円でした。日帰り手術で医療保険が下りるようなので申請しようと思います。

 

そんなこんなで私の短い夏休みはあっという間に終わってしまいましたが、初の大腸内視鏡検査は何の苦痛も感じず受けられたので良かったです。