卒業

先日息子の高校の卒業式がありました。

保護者は卒業式のみに参列し、卒業式後の祝賀会は先生方と生徒達だけで校内にて行われました。祝賀会の開催は3年ぶりだったそうです。

話題になってるマスクについて。息子の学校は受験が終わっていない生徒もいることから、全てマスク着用で行われました。

親にとって、3年間はあっという間に過ぎました。

3年前、希望の高校に合格し、制服を買いに行った日のこと。

入学前の用品購入の際、体操着、上履きなど順番に購入していったところ教科書販売の時点で現金が足りなくなり、慌てて近くのコンビニのATMに駆け込んだこと。(高校から教科書が実費で、結構高いんですよね...)

新型コロナウィルスという得体の知れない感染症の流行により、楽しみにしていた入学式もないまま5月末まで自宅学習になり、その間一度も学校に通えなかったこと。

修学旅行に参加するためにはPCR検査の陰性が条件で、結果が出るまでドキドキして過ごしたこと。 などなど。

卒業式の後、保護者だけが残っている体育館で学年主任の先生がお話をされたのですが、まん延防止等重点措置の中で修学旅行を決行した話になった時には言葉を詰まらせ、涙を流されていました。

常に感染者の多かった東京。私たちの知らないところで先生方も悩みに悩みながら、最善な方法を模索されたことと思います。お話を聞きながら、うるっとしてしまいました。

また、担任の先生は息子たちの入学と同時期に新卒で教師になられたため、今回初めての卒業生ということで、涙が止まらない様子でした。こちらもまた、もらい泣きしそうになりました。

コロナとともに過ぎた3年間でしたが、先生方や友人にも恵まれ、楽しく通えていたようです。

帰り道、この辺りにはしばらく来れなくなるかな…としみじみ感じながら、いちょう並木を歩いて来ました。

冬が終わり、これから新緑に変わっていくのでしょうね。