Cookie Pige(静岡)

地元のクッキーをいただきました。

Cookie Pige』 静岡市の用宗海岸にあるクッキー専門店だそうです。

Cookie Pige クッキーピゲ

パッケージがかわいいです。

 

特にリップスクッキー(抹茶)が、さくさくしていて、甘みと抹茶のほろ苦さのバランスがよくとても美味しかったです。ごちそうさまでした。

 

用宗海岸は、私が地元に住んでいた頃は漁港やコンパクトな海水浴がある地味な海岸でしたが、最近再開発で温泉施設やおしゃれなカフェなどが出来ているそう。

観光スポット 用宗海岸 | エキサイト用宗

用宗海岸の思い出があります。

中学校の時、私は「放送部」でした。部活の名前から地味な部活ということはお分かりかと思いますが、もちろんメンバーは私も含め地味なタイプでした。運動部のような勝負もなく、また吹奏楽部のように大会なども気にすることなく活動できたのが良かったのか、他の部活に比べて争い事はあまりなかったと思います。

運動部の子には「放送部って暇そうだけど何やってるの?」とよく聞かれていました。

朝、昼、掃除や下校時の放送と、放課後の部活は早口言葉(?)などの練習をしていましたが、一通り終わってしまうと確かに暇で、あとはのんびりタイムでした。全く関係のないドッジボールをやっていて、先生に注意を受けたこともあります。

中学2年の時、その放送部の顧問の先生に「夏休み、俺は用宗海岸でバイトをしているからみんなで来い!」と言われ、言われるがまま部活のメンバー数人でこの海岸に泳ぎに行ったことがあります。その先生は地味な放送部には似合わない『角刈りで薄い色の付いたサングラス風メガネを掛けていて、あっちの人に間違えられてもおかしくない風貌』の先生でした。皆で電車を使い用宗海岸の海水浴場へ行くと、先生は本当に海で監視員のバイトをしており、とにかく監視員は一日中暇なので私たちを呼んだとの話でした。(そのバイトが公式だったのか非公式だったのかはわかりません)暇つぶしと、生徒の様子も見ていられるので呼んだのかな?ジュースをおごってもらったりして、今までより先生との距離が近くなった気がしました。

そして夏休み明け、運動部の顧問でもないのに人一倍日焼けしていた先生を見て、可笑しくなりました。

中学・部活・先生と言えばもう一つ思い出す出来事があります。

同じ部活に「えんとん」という友達がいました。え○○○と○○ さんという名前だったことと、ちょっとぽっちゃしていていたので、豚=トンがついた、そんなあだ名でした。

よくある話だと思うのですが、えんとんは、ある先生を好きでした。

その先生は20代後半のS先生。S先生はどちらかというと非モテタイプの真面目な感じの先生。イケメンでもない先生を女子中学生がなぜ好きだったのか?本当に謎ですが、彼女は「先生大好き」を公言していましたし、もちろん先生にも、先生が好き〜と直接言っており、先生の家に遊びに行きたい!と何度も先生に訴えていました。断っても食い下がるタイプのため、先生もかなり困ったのでしょう。。。結局、誰かと一緒ならいいよとオッケーしたため、私はえんとんから冬休みに一緒にS先生の家に遊びに行ってほしいと頼まれたのでした。(もしかしたら色んな人にS先生の家?ヤダ〜と断られ私に回ってきたのかもしれません)

そして冬休みのある日、市外に住むS先生のお宅へえんとんと電車に乗って向かうことになったのでした。最寄駅に着くと先生は車で迎えに来てくれました。そして先生が一人暮らししているアパートへ。(これ、今じゃ問題になりますね!)

しばらく3人でたわいもない話などをした後、えんとんと私は成り行きで先生がこれから出す年賀状の宛名書きを手伝わされることになってしまいました。もちろんえんとんは喜んで宛名書きをしていましたが、手伝わされたことに不服だった私は「全部ひらがなで書いてやる!」と言ったところ、先生は「う〜ん、、そうだな、この人ならいいよ」と、友人らしき宛名を指してきたので、私はその一枚だけは本当に全部ひらがなで宛名を書き上げました。先生は『あいつ、ひらがなで年賀状が届いたら

ビックリするだろうな〜』となんだか楽しそうでした。いつも真面目そうな先生だったので、意外に思いました。

帰りに駅の近くの喫茶店でケーキセットをご馳走になり、目的を達成し満足したえんとんと、帰宅したのでした。

ちなみにS先生は私たちが卒業した翌年、同じ中学にいた別の教科の先生とご結婚されたことを風の噂で聞きました。

えんとんとは別々の高校へ進んだので、悲しい顔を見ずに済んでホッとした私でした。卒業以来会えていませんが元気にしてるかな?

 

私が中学生の時は体罰も日常茶飯事だったし、高圧的な態度の先生など、苦手な先生もたくさんいましたが、この2人の先生だけはプライベートな面を垣間見たからか、親しみを感じるようになりました。

クッキーから随分話がそれましたが、私の中学時代の思い出でした。